大まかに4種類のしみに分けられますが、一概にシミとは言っても、様々なシミが含まれています。それらが、単独である方から複数の種類のシミがある方まで人それぞれです。
一人一人のシミの種類を判断しシミの種類に応じた適切な治療方法・順序を選択、その方のライフスタイルなどを考慮した上で実際の治療を行っていきます。
シミがどのタイプなのか、しみの深さはどの程度なのかにより、選択する治療は異なります。
大方はいくつかのシミの組み合わせなので、治療も総合的に行う必要があります。
生活スタイル及び目標レベルに応じて相談し、数種類ある治療方法から選択していきます。 どのタイプのシミなのか、化粧を落としていただいた状態で判断し、どこまで治療されたいか、生活スタイルに応じて相談し、数種類ある治療方法から選択していきます。
また、コンビネーション治療といって、いくつかの治療を組み合わせることがあります。
- QスイッチYAGレーザー
- ゼオスキンヘルス (旧オバジニューダムシステム)
などがあります。
治療期間はQスイッチレーザーなどで皮が剥けるまでに約10日から2週間ですが、レーザー後、一過性に色素沈着を引き起こすことがあり、その場合は外用治療を3ヶ月程度引き続き行うことがあります。最終的に落ち着くまでに3~6ヶ月程度かかります。このように、アフターケアが重要です。
「肝斑」はシミの種類の1つで、両頬や上唇に現れるシミです。シミの色は比較的薄く、べたっとした印象のあるシミですが、時にはそれが濃く現れてしまい、非常に目立つこともあります。
主に30歳くらいから目立ってくるようになります。肝斑が悪化する原因には、女性ホルモンバランスの変化や紫外線、こすり刺激などが挙げられます。
- トランサミン内服
- ハイドロキノン外用
- イオン導入など
シミの中でも、いわゆる紫外線を多く浴びた人ほど出やすいといわれるのが老人性色素斑といわれるシミです。シミとして顔や手の甲などに多く出現しますが、日光浴などで胸部・背部などにも見られることがあります。
老人性という名称がついていますが、20代ぐらいから多くみられます。
- QスイッチYAGレーザー
- コンビネーション治療(トレチノインなどの外用)
そばかすは、幼少期くらいから淡褐色~黒褐色の小色素斑が、目の下から頬の周りに現れます。
夏期に日光照射で悪化し、冬期には目立たなくなります。思春期の頃をピークに、その後は薄れていく傾向にあります。
- レーザー治療(QスイッチYAGレーザー、GentleMax)
- ゼオスキンヘルス (旧オバジニューダムシステム)
色調は灰色、灰褐色、褐色、濃褐色のそばかすよりやや大きめの色素班です。 頬、額、小鼻などに出現します。ほとんどが左右対称に現れますが、まれに左右対称でないこともあります。肝斑と合併していることが極めて多く、判別も難しいことがあります。
※レーザ治療が効果的だといわれています。
レーザー治療後に色素沈着を起こしやすいので、あわせてレーザー治療後にトレチノイン・ハイドロキノン治療を行う場合がほとんどです。
QスイッチYAGレーザー